社会福祉法人
宏志会
端午の節句
端午(たんご)の節句とは、男の子の健やかな成長と健康を願ってお祝いする「こどもの日」でもあります。🎏
江戸時代に入り、勢力の中心が貴族から武家に移るとともに「菖蒲(しょうぶ)」の音が武を重んじる「尚武(しょうぶ)」と同じであることから、「端午の節句」は「尚武」の節句として、武家の間で盛んに祝われるようになりました。この節句は家の跡継ぎとして生まれた男の子が無事成長していくことを祈り、一族の繁栄を願う重要な行事となったのです。3月3日のひなまつりが女の子のための節句として花開いていくのに呼応するように、5月5日の端午の節句は男の子のための節句として定着していきました。
端午の節句に柏餅が食べられるようになったのは江戸時代からと言われています。柏の木の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちないという特性から、新芽を子ども、古い葉を大人に見立て「家系が絶えない」さらには「子孫繁栄」と結びつけられたようです。そのため、柏の葉で巻かれた柏餅は縁起のいい食べ物として定着されました。
端午の節句にはみんなで柏餅を食べながら男の子の健やかな成長をお祝いしていただきたいですね✨